介護ボランティア制度 函館市が今秋導入

update 2014/1/5 10:20


 函館市は今秋、市内の介護施設でのボランティア活動に対して換金できるポイントを付与する「介護支援ボランティア制度」を始める。ボランティア手帳の作成などの準備を経て、10月から本格的に行う。

 高齢者自身の社会活動を通じた介護予防や健康増進を図ることがねらい。同事業は2007年に東京都稲城市が最初に導入。ここ数年で全国的に広まり、道内では苫小牧、札幌が取り入れている。

 ポイント事業の参加対象は65歳以上の市民。活動内容は、電球の交換や入所者の話し相手など。活動1時間が1ポイント=100円程度に換算され、1日2ポイントが上限。年額の上限額は5000円程度を予定している。毎年1〜12月にポイントをためて、翌年1〜3月に換金でき、ポイントはボランティア手帳にスタンプを押印する。

 今後は受け入れ施設を募集後、8〜9月にボランティアの募集、事業の仕組みや内容を学ぶ研修会を開き、10月から先行的に行う予定。

 市高齢福祉課は「施設は特別養護老人ホーム、グループホームなどを予定している。介護予防を推進するとともに、地域住民の相互の交流につながれば」としている。

提供 - 函館新聞社

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