野外劇の水上舞台、新工法での設営検討

update 2014/1/4 10:15


 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は、毎年夏に五稜郭公園で開いている「函館野外劇」の水上舞台を、新工法で設営することを検討している。2月にも決定する見通しだ。

 水上舞台はこれまで、潜水作業員が鉄パイプを水底に打ち込んで骨組みを作っている。しかし、東日本大震災の影響で潜水作業員の確保が難しくなり、その経費もかさんでいる。

 同NPOは、野外劇大使を務める室蘭工大教授の加賀壽さんを介して、西胆振の異業種交流団体「産学交流プラザ『創造』」(北山茂一会長)に新工法のアイデアを求め、無償で新たな舞台設営法の提案を受けた。

 新工法は、発泡スチロールを使った「浮桟橋方式」。桟橋の上から水底に舞台を固定する鉄パイプを打ち込むことができ、潜水作業員を使わずに作業ができるという。「野外劇の30人程度の踊りにも十分に耐えられる設計。費用も大幅に軽減される」と北山会長。

 同NPOの里見泰彦事務局長は「良いアイデアをいただいた。今月中にも理事会を開き、前向きに協議を進めていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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