函館駅、五稜郭タワーに大型情報端末設置
update 2013/12/21 10:18
函館市は20日、観光客向けの大型情報端末「函館インフォメーション」をJR函館駅と五稜郭タワーに設置した。タッチパネル式の46インチの液晶ディスプレーを採用し、スマートフォン(多機能型携帯電話)を大きくしたイメージ。画面に触れるだけで観光やイベント案内、地図の表示などが可能で、日本語のほか、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語にも対応した。観光客に旬の情報を提供する。
市中心市街地活性1化基本計画の事業。本体は1台450万円、システム開発費などを含め総額約6000万円。市がプロポーザルを実施してジョルダン(東京)が事業を請け負った。
本体にはアンドロイドOSを採用し、鮮明な液晶画面はフルハイビジョン対応で、動画や音声の再生も可能。観光情報だけではなく、天気や函館空港の運行状況などリアルタイムの情報を提供する。
操作は簡単で、観光施設の情報画面の「ここに行く」のボタンをタッチするとがバスや市電の時刻表、現在地からのルート地図の情報を見ることができる。NFC(近距離無線通信)対応のスマートフォンにデータを記録することが可能で、観光客がまちあるきをする際にも役立ちそうだ。同社の担当者は「画面の拡大縮小もでき、分かりやすい情報をご利用いただける」としている。
また、市内の洪水や津波ハザードマップのデータもあり、災害発生時には警報内容や避難所など必要な情報のみを表示する。市経済部中心市街地再生等担当の上戸泰雄参事は「函館山からのライブ映像やイベント情報など、来年度からの本格運用に向けて機能の充実を図りたい。市民や観光客の集まる場所に、今後も設置を進めていく」と話していた。
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