出版社が「市電でめぐる函館100選」市に寄贈
update 2013/12/20 09:50
函館市弁天町の出版社「新函館ライブラリ」の大西剛社長が19日、市役所を訪れ、同社がこのほど出版した函館市電沿線の名所の歴史を紹介する「市電でめぐる函館100選」80冊を市に寄贈した。市教委を通じて市立小中学校、高校の図書室に置かれる。
本は、箱館歴史散歩の会主宰の中尾仁彦さんと大西さんの共著。路面電車の100周年にちなみ、函館の街並みや歴史を知ることのできる100のトピックを選び、詳細な文章と写真、地図などを多用してまとめ上げた。まちあるきのガイドブックとしても読み応えのある1冊で、児童、生徒らが函館の歴史や風土について調べる際の基礎資料としての活用が期待される。
大西さんから目録を受け取った山本真也教育長は「これだけのボリュームでまとめたことはすごいこと。資料価値のある1冊。函館の歴史は遠いものではなく、手が届く近さ≠ノあると思うが、いずれは風化してしまう。こうしたまとめ方は非常に大切なことですね」などと話した。
大西さんは「10年、20年と読み継がれてほしい。函館は市電と徒歩で大部分を見て回り、150年の歴史に親しめる街。子どもたちにも読んでもらいたい」と話していた。
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