江差ニシンのぼり図案決定 大みそかにお披露目

update 2013/12/6 10:09


 【江差】今春、町内で受精卵が見つかるなど、資源復活に期待がかかるニシンの特製のぼりの図案が5日、決まった。「雅やかな図案で素晴らしい。江差の魅力発信に役立てたい」と関係者は喜んでいる。

 ニシンのぼりは体長2b、江差町歴まち商店街協同組合(室谷元男理事長)が用意した。交流を深める青森県大間のあおぞら組(島康子代表)のデザイナー・古川たらこさんに図案づくりを依頼した。

 ニシン漁で栄えた当時の様子を表現する「江差の五月は江戸にもない」をテーマに、きらきらと輝くうろこは銀ぱく仕上げで江差かもめ島の瓶子(へいし)岩や波、サクラ模様などを魚体に盛り込んだ。

 大みそかの年越しイベントで住民にお披露目し、元日から姥神大神宮で飾る。一般にも飾りつけの協力を呼び掛ける予定で、来春には町内各地で元気に泳ぐ無数の“ニシン”が見られそうだ。

 室谷理事長(63)は「大空で銀鱗が輝く姿が楽しみ。ギラギラと輝くニシンの群れがまちをより華やかにしてくれるはず」と期待する。ニシンが大群で産卵し海面が白く濁る「群来(くき)」が途絶えたのは1913年ごろ。1世紀を越えて江差の空に“群来”が戻る。

提供 - 函館新聞社

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