真冬の稲刈り コメの品種 より早く開発へ

update 2013/12/6 10:08


 【北斗】コメの品種開発のスピードを速めようと、道総研道南農試(北斗市本町)は5日、水稲大型世代促進温室で稲刈りを行った。2期作で冬季に収穫した種子を、中央農試(岩見沢市)と上川農試(上川管内比布町)に送り、来春から選抜試験を行う。

 約20度ある温室内に、草丈1b弱に育った稲がこうべを垂れ、収穫期を迎えた。職員ら8人が10eに101組み合わせある稲を、バインダーで丁寧に刈り取り、束ねて干した。

 同農試によると、今年は10月の日照不足で生育が遅れ、例年11月下旬の稲刈りが12月にずれ込んだ。宗形信也主査は「毎年の繰り返しの中で、優良品種が2〜3年に1品種出るか出ないかの確率」と話していた。

 コメを1年に2回収穫し、世代を進めて短期間に品種を作る。道南農試では、2001年度から上川、中央両農試と連携して世代促進栽培に取り組んでいる。

提供 - 函館新聞社

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