菜種油の明かり優しく、菜の花キャンドルナイト
update 2013/12/22 10:07
菜の花から採取した油で明かりをともす「2013はこだて菜の花灯明(キャンドル)ナイト」が21日、箱館高田屋嘉兵衛資料館(末広町)で開かれた。はこだてクリスマスファンタジーに向かう観光客らが足を止め、温かみのある明かりを楽しんでいた。
嘉兵衛の愛した菜の花を使い、環境学習やまちづくりを進める「はこだて菜の花プロジェクト」(石塚大代表)の主催。中野町の畑で栽培した菜の花を使い、今年で9回目。
輪切りにした竹の中で揺れる明かりが周囲を染め、優しい光景が広がった。偶然訪れた人見町の有水正英さん(73)は「自然の明かりはいい。原子力などは極力使わず、自然エネルギーの拡大を考える機会になるのでは」と話していた。
資料館ではクリスマススペシャルライブも行われ、函館を拠点に活動するアスタリスクが出演。ポップスなどを奏で、来場者を楽しませた。石塚代表(47)と実行委の金子岳夫さん(47)は「エネルギーをつくることがいかに貴重で大切なことか、一連のプロジェクトを通して多くの人たちに伝えていきたい」と話していた。
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