函商高と台湾の中学校交流
update 2013/12/11 10:01
台湾の桃園高級中学校(林煥周校長)の1、2年生35人が10日、海外研修で函館商業高校(難波繁之校長、生徒587人)を訪れた。両校の生徒はダンスや歌、書道のパフォーマンスを披露し合ったり、英語で会話するなどして親交を深めた。
高級中学校は日本の高校に相当する教育機関。桃園高級中は生徒全員が大学に進学し、うち6割は難関大学に合格する台湾屈指の進学校という。函商は海外の学校からの研修を受け入れた実績があることから、今回の訪問が実現した。
歓迎式では函商の全校生徒が体育館に集まり、桃園高級中の生徒を大きな拍手で迎えた。難波校長は「台湾と日本は農業や観光、企業間連携など深い絆で結ばれている。交流会の実施はとても光栄」とあいさつ。林校長も「訪問できてうれしい。機会があれば我々の学校にも来てほしい」と述べた。
台湾の生徒に喜んでもらおうと函商吹奏楽部は人気歌手「きゃりーぱみゅぱみゅ」の曲を演奏。書道部も巨大な文字で「お会いできてとてもうれしい」と書き上げ、歓迎ムードを盛り上げた。桃園高級中はお返しにダンスや歌を披露。「涙そうそう」の合唱が始まると、函商の生徒も一緒に口ずさみ、会場は温かい雰囲気に包まれた。
その後、桃園高級中の生徒は茶道や珠算を体験。函商珠算部の生徒が披露した「フラッシュ暗算」の技術に大きな歓声を上げるなど楽しいひとときを過ごした。函商1年の福田郁恵さん(16)は「言葉が通じないことを心配していたが、実際に会うとジェスチャーや英語で楽しく会話ができてよかった」と話していた。
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