函館の杉山さん道代表連覇に貢献…JAF全国ロードサービス競技大会

update 2013/12/3 10:10


 JAF(日本自動車連盟)函館支部ロードサービス隊の杉山浩一さん(35)が北海道本部の一員として出場した第13回JAF全国ロードサービス競技大会(10月28、29の両日、東京)で連覇に貢献した。杉山さんは「道各支部の協力があり、プレッシャーを感じていたが、みんなで結束して頑張れたおかげ」と笑みをこぼした。

 大会は同連盟に加盟する隊員の技術向上を図るのが目的で2年に1度開催。全国8本部の精鋭が出場し、個人、団体競技の総合得点で競う。道代表は杉山さんのほか、札幌3人、室蘭1人の5人編成で臨んだ。

 「車を通じて社会に貢献ができる職に就きたかった」と25歳に就職し、今年で10年の節目。5月に函館支部の中者善元隊長らの薦めで、道本部代表のメンバーを決める選考会に出場した。これまでの経験を生かし、メンバー入りを射止めた。

 7日間の札幌合宿にも参加。安全でスムーズな作業の確認や、大会で求められる接客の丁寧な対応も繰り返し練習した。学科もあり、寝る前には必ず参考書や資料を読みあさるなど、努力を怠らなかった。

 用意された8項目のうち、担当したのは故障車を車積載車に乗せて搬送する作業と二輪車の故障探しの2項目。客に分かりやすく故障個所を丁寧に説明するほか、処置や搬送作業の正確性とスピードなどが問われた。「難しかったが、いつもの作業の流れなので緊張せず、自然に体が動いた」と胸を張る。学科は出題された全50問を難なく書き上げて個人2位を獲得した。

 ほかのメンバーも個人で上位入り。しかし、横転した事故車両を素早く排除する団体は思うようにいかなかった。メンバーに絶望感が広がる中での順位発表。連覇が決まり、「まさかという思いで言葉が出なかった」と喜んだ。

 杉山さんの活躍に中者隊長は「自慢の隊員。しっかりと技術を後輩に伝えてほしい」と褒める。胸を張って同支部に戻った杉山さんは「今まで以上に仕事に誇りを感じられることができた。今回の経験を生かし、先輩の中者隊長のように後輩から相談されるように支部を引っ張っていけるように頑張りたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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