函館アリーナが着工 工藤市長ら安全祈願 2015年8月オープン予定
update 2013/11/29 09:59
函館市が北海道新幹線開業に照準を合わせ、スポーツとコンベンションの中核施設として整備する函館アリーナ新築工事の起工式が28日、湯川町1の建設地で開かれた。関係者約100人が出席し、2015年8月のオープンに向けて工事の安全を祈願した。
アリーナは、現市民体育館の増設から方針転換し、全国、全道規模のスポーツ大会やコンベンションに対応した施設として整備。市内では久々の超大型公共工事で、総事業費は75億円を超える見通し。資材高騰などに伴う2度の入札不調を経て、9月に新築主体工事の落札業者が決まった。
本館棟は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造3階建てで、延べ面積1万5693平方b。バスケットボールコート3面分の広さを持ち、約5000人を収容するメーンアリーナと、武道館を備えたサブアリーナを整備する。工事は9月から始まっており、現在の市民体育館は来年度に解体する。
式には市関係者のほか、主体工事や各種設備工事を受注した共同企業体関係者らが出席。工藤寿樹市長らが鍬入れを行い、安全を祈った。同市長は「新幹線開業の機会に多目的アリーナを整備することは、多様化する生涯スポーツの受け皿になり、市内経済への波及効果が期待される施設になる」と述べ、各種大会の誘致に期待を込めた。
市はアリーナと、同じく15年8月にオープン予定の日吉多目的グラウンド(仮称)へのスポーツ大会や合宿、大規模コンベンションの誘致活動を強めており、スポーツ大会や大規模コンベンションなど、現時点で約40件の打診があるとしている。
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