中島廉売の歩行者天国終了
update 2013/11/19 10:30
函館市中島町の中島廉売で39年続いてきた歩行者天国が18日、解除された。利用者が減って歩行者天国の役割が薄れていたためで、午後2時の解除に伴い、多くの車両が往来し始めた。今後は交通量の増加による集客が期待される。
標識の撤去、取り付け作業を行い、午後1時ごろ終了。同2時から規制が解かれ、車で買い物に来た湯川町の男性(73)は「いつでも車で通れると本当に楽。ただ、もう少し駐車場が近くにあるとうれしい」と注文した。
商店街では、子どもたちの安全を守ろうと、自主的に廉売内の横断歩道で見守り活動を行った。中島小の宇佐美雅司校長(55)は「路上駐車の陰から、子どもの飛び出しが起きないか心配。商店街の人たちが見ていてくれると本当にありがたい」。同小4年の松本龍弥君(10)は「今までは学校帰りなどに安心して通れたけれど、これからは気をつけないと」と気を引き締めた。
中島町仲通り商店街の佐々木修二会長(64)は「車が通ることで、集客のきっかけになると期待している。お客が笑顔になってくれるような商品を提供し、歴史ある廉売をもっと盛り上げていきたい」、中島町商店街振興組合の川崎正博理事長(57)は「廉売には対面販売ならではの良さがある。お客との会話を大切に、安全に配慮しながら、利用してもらいやすい商店街を目指す」と話していた。
歩行者天国は1974年から廉売大通の一部区間で実施。日曜を除く週6日の午後2時から同6時まで、車両の通行を禁止していた。
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