大規模定置網に興味津々 北大留学生が野村水産で見学
update 2013/11/17 10:13
北大大学院の外国人留学生ら19人が16日、函館市南茅部地区で水産実習を行った。久二(きゅうに)野村水産(野村譲社長)の協力で水揚げ風景を見学し、持続的漁業を学んだ。
北大が持続的な社会構築に貢献する人材育成を目標に、2008年に開設した「サステイナビリティ学教育研究センター」の研修プログラムの一環。
野村水産での実習は今年で5年目。北海道大謀網(定置網)発祥の地であり、「待ち」が基本の伝統漁法が持続性を考える上で好適な題材という。定置の網起こし(集魚)を見学し、石村学志特任助教は「これだけ大規模な定置網は日本独自で、ぜひ見てもらいたい」と話した。
インドネシア出身で、函館キャンパスで衛星海洋学を研究するアハマド・ファハルディンさん(34)=博士課程2年=は「定置網の見学は初めて。作業内容や網の構造などが分かり、面白かった。インドネシアの大学で講師をしており、今回の経験を生かしたい」と笑顔を見せた。
プログラムは14日にスタート、17〜20日に水産学部附属練習船「おしょろ丸」での航海実習、函館マリンバイオクラスターや市水産物地方卸売市場の見学などもあり、24日に終了する。
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