家庭用除雪機 品薄感
update 2013/11/16 10:06
本格的な冬を前に、家庭用除雪機の品薄感が出ている。函館でも大雪となった3年ほど前から売れ行きが増し、メーカーも受注生産のため、急な需要に対応できないという。例年に比べ商品の動きが早く、一部の人気商品は品切れとなっている。
函館、札幌、後志管内仁木町に店舗を構える岩佐商会(岩佐哲哉社長)は今季、昨年より200台多い800台の小型除雪機を取り寄せたが、750台が成約済みという。札幌方面で特に売れ、取引先からも商品の融通を依頼されている。 桔梗2の函館本店には20万〜80万円台の12種類を陳列。札幌では35万円ほどの小型の商品、函館ではボタンやレバーひとつで方向転換や高さ調節ができる50〜60万円の高機能な商品が人気という。
岩佐社長は「近年の大雪や高齢化のほか、消費増税前の駆け込み需要もある。35万円の商品なら3%分だけで1万円違う。昨年は本州で特に売れ、今年は北海道で昨年の1・5倍ほどの需要が出ている」と語る。
ホーマックスーパーデポ石川店では、雪を飛ばすロータリータイプは9月中旬に完売、雪を押すブレードタイプが店頭に残るだけ。今年は例年に比べ2カ月ほど商戦が早いといい、月内で在庫切れになるとみている。
同店の東孝行販売マネジャーは「例年なら12月になっても大型機種があるが、今季は20万円ほどの小型機種しか残っていない。近年の大雪で行政の除雪が間に合わず、自分で寄せるために購入する家庭や事業所もある」と説明する。年配の購入者が多く「雪寄せで腕や腰を痛くした」「体を壊す前に買いたい」などの声があるという。
ジャンボイエロー亀田店も、店頭の2台を売り切れば、他店と調整して取り寄せる方針。しかし、昨年は購入希望があっても在庫切れで対応できなかったという。今冬も大雪が予想されているため、早めの購入を呼びかけている。
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