エゾシカ肉のイメージ向上、函大生が調査
update 2013/11/14 10:22
エゾシカ肉を食べたことがある人が約半数を占め、「食用ではない」「不衛生」と感じる人が減ってイメージが向上していることが、函館大(溝田春夫学長)学生のアンケート調査で分かった。1年前の調査結果より認知度が確実に高まり、函館・道南でも一定程度の需要が見込めそうだ。
10月13日の大学祭で、昨年同様にエゾシカカレーの購入者にシカ肉に関するアンケートを行い、72人が回答した。 食べたことがある人が46%となり、昨年より22・2ポイント上昇。また、イベントやレストランで食べた人が多いことも分かった。
イメージを聞いたところ、昨年より「安そう」「高そう」「高タンパク」という回答が特に増えた。一方、「食用ではない」が4ポイント減の8%、「不衛生」が8ポイント減のゼロ。食べる機会が増えたことで、食用としての認識が深まっている。
購入の可能性について「スーパーで購入できるのならば、いつでも食べたい」が48%に上り、買う条件では「スーパーに売っている」(30%)、「価格が安い」(25%)が上位。安全面の保証やレシピの提供も、購入を後押しするとみられる。
シカによる農業被害拡大を受けたプロジェクトで、2年の吉田奈央さん、中澤さおりさん、根本美久さん、平野瞳さん、藤塚早紀さん、松村架那さんが担当。函大総務課の伊藤拓也さん、隅田孝専任講師も参加している。
コープさっぽろの一部店舗では、10月下旬からシカ肉の販売が始まっており、供給力の向上により函館でも販売される可能性があるという。同プロジェクトは「家庭で食べてもらうため、レシピ開発にも力を入れたい」としている。
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