北海道新幹線開業見据え 函大学生が観光調査
update 2013/11/9 10:22
函館大(溝田春夫学長)の2年生4人が8日、イマジンホテル&リゾート函館で、函館観光の魅力向上に向けた実習を行った。宿泊者へのアンケートを通じて、北海道新幹線開業による地域経済への影響と函館滞在中の「おもてなし」満足度を明らかにする狙い。新幹線時代を見据えた重要課題に、学生たちが果敢に挑んだ。
商学実習の授業で、西村淳准教授クラス15人が取り組む。この日は大倉育士さん(19)、山松敏旗さん(20)、田中芽生さん(21)、柴田浩二さん(19)がロビーで、チェックインを済ませた客にアンケート用紙を手渡した。
アンケートには想定される新幹線の運賃・所要時間(新函館から現函館駅までの移動も含む)を明記。東京―新函館(仮称)間の場合、1万8630円、4時間50分とした。新幹線と航空機の選択には「4時間」という時間の壁があるとされ、新幹線に対する利用意向を聞いた。
一方、満足度調査では、ほかの観光地に比べおもてなしが良いかどうかを尋ねた。大倉さんは「結果を踏まえ、接客や、施設の清潔感などのサービス向上につなげてほしい」と話した。
市内の他ホテル2カ所でもアンケートを行い、全300件を回収予定。結果は来年1月末をめどにレポートにまとめる。
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