道教育大の再編計画認可

update 2013/11/2 10:09


 文部科学省の大学設置・学校法人審議会は10月31日、北海道教育大学(本間謙二学長)が来年度から函館校と岩見沢校に新学科を設置する再編計画を認める回答を出した。函館校における教員養成機能の存続が決まったことで、道南の教育現場には安どの声が広がった。

 同校関係者によると、同月下旬、同省から札幌校を通じて「(計画は)認可の方向で進んでいる」との内示が入っていた。同大は5月、来年度から函館校に国際地域学科を設置し、その下に小学校の教員免許を取得できる地域教育専攻(定員45人)と地域協働専攻(同240人)を置く計画を提出していた。

 星野立子副学長(函館校担当)は1日、函館新聞の取材に対し、教員養成課程について「地域の方々に多大なご協力をいただいたおかげで残すことできた」と教育関係者や地域住民に感謝し、「(将来への)展望をしっかり持ち、地域に貢献できる函館校にしていきたい」と語った。

 道南の教育現場からも安どと歓迎の声が上がった。同校OBで市内小学校の校長は「教育は学校のみでは存立せず、地域や家庭とともにある。函館の人や空気感、つながりの中でしっかりと学んだ若者に地域の教育を託したいと願っていた」と喜んだ。別のOBも「教育現場としても、子を持つ親としても教員になるための大学が函館にあることはうれしい」と話した。

 同校は今後、来年度に向けて大学案内の配布や新たに増える教員の研究室スペースの確保など学内の準備を加速させる方針で「現有施設を有効に活用できるよう計画していく」(星野副学長)としている。

提供 - 函館新聞社


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