和光ビル 45年の歴史に幕
update 2013/11/1 09:49
「WAKOデパート」として市民に親しまれた和光ビル(函館市若松町)が31日、45年間の営業を終えて閉店した。午後7時に入り口のシャッターが閉まると、ビルの管理・運営会社の社員が深々と頭を下げ、地域に感謝の気持ちを伝えた。ビルは解体され、2016年には商業施設とマンションの複合ビルに生まれ変わる。
同ビルは、1968(昭和43)年に完成。駅前、大門地区では棒二森屋と旧さいかデパートとともにそれぞれ特徴を打ち出し、人気を分け合ってきた。閉店の午後7時が近づくと、感極まって涙を流すテナントの関係者もいた。長く雑貨店を営んできた本間隆之さん(59)は「寂しい気持ちもあるが、移転場所でまた頑張りたい」と話した。
これまでビルの管理運営を担い、再開発で事業実施主体となるNAアーバンデベロップメントの布村隆二社長は「前向きな閉店であり、新しいビルは今まで以上に市民が楽しめる施設になる。函館活性化の起爆剤にしたい」と力を込めた。
年内は解体準備を行い、来年1月からビル本体の解体作業を行う。新ビルは10月をめどに着工する予定。
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