和光ビルきょうで閉鎖

update 2013/10/31 09:54


 昭和40年代から「WAKOデパート」として市民に親しまれた和光ビルが31日の営業を最後に閉鎖され、45年の歴史に幕を閉じる。北海道新幹線の開業に合わせ、函館市中心市街地活性化基本計画(中活)の中心となる再開発事業で建て替えられ、商業施設とマンションの複合ビルが2016年3月に完成する予定だ。

 同ビルは、1968(昭和43)年に完成。駅前、大門地区には棒二森屋と旧さいかデパートもあり、それぞれ特徴を打ち出し、にぎわいを創出してきた。ただ、車社会の伸展に伴う大型商業施設の郊外進出で同地区の活力も徐々に失われていった。近年はテナント集めにも苦労していたという。

 跡地に建設されるのは、地上16階、地下1階の複合ビル。低層階の商業施設部分には飲食を中心としたテナントを誘致する計画。市の施設なども入居する予定だ。5階以上は80戸ほどのマンションになる。

 ビル自体の営業は31日が最後だが、入居する北海道銀行函館駅前支店は11月15日まで営業する。同ビルを管理するNAアーバンデベロップメントによると、11月中にも解体作業の準備に入り、来年9月をめどに新ビルの建設に着手するという。

 函館都心商店街振興組合の渡辺良三理事長(66)は「オープン当時のWAKOデパートはおしゃれな服が充実していたので、若い人が大勢訪れて繁盛していた」と当時を振り返る。また、「新しくできるビルは中活の重要な施設で、大きな期待を寄せている」と話した。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです