かもめ島に特製看板
update 2013/10/28 10:09
【江差】かもめ島の美しい眺望を多くの人に伝えようと、島の入り口と上部にこのほど特製看板が設置された。関係者は「かもめ島は江差のシンボル。まちの魅力の発掘と磨き上げを進めたい」と意気込んでいる。
看板は、新幹線時代を見据えて地元住民ならではの発想で地域活性化を探る会合「えさし来てネット」からのアイデアを初めて実践した形だ。桧山の地名に由来するヒノキアスナロ(ヒバ)を材料に、「目立ちながらも一帯の景色になじむデザインを心がけた」(関係者)という。
費用は江差観光コンベンション協会(打越東亜夫会長)が負担し、設置作業には桧山振興局職員らが協力した。日本海からの強烈な潮風に備え、コンクリートを練り込んだ頑丈な土台や金具と木材の色合いをそろえた塗装など丁寧な作業に努めた。
打越会長は「住民の素晴らしいアイデアを実践し、地域の明るい未来を展望するという意味合いも込めてこの看板を設置した」。桧山振興局の金澤寛産業振興部長も「(えさし来てネットのアイデアを生かし)これからも第2弾、3弾と取り組んでいきたい」ときっぱり。
かもめ島は、市街地に吹きつける日本海からの潮風や波をせき止める自然の良港で、「この島があったからこそ、北前船など江差の繁栄があった。いまでも住民はかもめ島を大事にしている」と町民。最近では、日本を代表する若手女優がこの島に足を運び、世界ブランドの女性服の写真撮影場所として活用されるなど注目度は増している。
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