マルメロ甘〜い香り

update 2013/10/23 09:48


 【北斗】ほのかな甘い香りを放つマルメロの収穫が22日、北斗市市市渡にある市営マルメロほ場で始まった。

 マルメロは合併前の旧大野町時代から栽培されていて、現在は同果樹園のほか市内6戸で栽培している。「在来種」「かおり」「スミルナ」の3品種があり、実は主にジャムやジュースなどの加工品に使われ、香りを生かし芳香剤の代用としても利用されている。

 広さ4000平方bほどの同果樹園には、約200本の果樹が植えられている。昨年の大雪で一部枝が折れたほか、今秋は夜間と日中の寒暖差のある日が少なく、実付きはやや低調。例年よりも1週間ほど遅れて収穫を迎えた。

 午前9時ごろから、市職員や本町商店街振興会の会員計15人が収穫作業に入り、職員らは実を包んでいた紙を取り外した後、黄色くたわわに実ったマルメロを枝からもぎ取り、かごに入れていった。この日は約500`分を収穫し、主に26日から市営温泉「せせらぎ温泉」(市本町)で実施するマルメロ湯に使う。

提供 - 函館新聞社


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