市民ら秋の弘前満喫、直行列車ツアーに300人
update 2013/10/20 10:20
【弘前、函館】函館市などが主催し、青森県弘前市に直通列車で行く初めての観光ツアー(団長・工藤寿樹市長)が19日から始まった。市民ら約300人が参加し、開催中のイベントや県内の景勝地をめぐる1泊2日のプランで、秋の弘前を満喫している。
毎年12月に開かれる「はこだてクリスマスファンタジー」に一昨年と昨年、葛西憲之弘前市長らが訪れた返礼の意味を込めて、市や函館商工会議所などがツアーを企画した。
一行は午前9時17分発の専用列車で出発後、約3時間で弘前に到着。JR弘前駅では葛西市長自ら訪問団を出迎え、市職員ら約30人が特産のリンゴと観光パンフレットを配り、函館市民をもてなした。
その後、弘前公園内で開催中の「弘前城菊と紅葉まつり」、弘前運動公園での「津軽の食と産業まつり」に参加。食と産業まつりの会場内では函館観光のPRタイムが設けられ、工藤市長は2016年3月開業予定の北海道新幹線で、両市の距離が近づくことをPRしながら、「歴史を背負った2つの街が互いの長所を活かし、首都圏や関西から観光客を呼び込もう」とアピール。葛西市長も「経済や観光で、着実に実を上げていく取り組みが進んでいる」と強調した。午後7時からは両市の関係者約60人が交流会を開き、今後の連携強化を誓っていた。
ツアーに参加した函館黒船地域活性化協議会の小林一輝会長(33)は「おいしい食べ物もたくさんあるし、思った以上に近く感じた。弘前はビジネスチャンスもある場所。青函交流をもっと進めていくべきだと思う」と話していた。
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