函館商工会議所、松本会頭が2期目続投
update 2013/10/16 09:58
10月末で任期満了を迎える函館商工会議所の松本栄一会頭(73)が11月以降の2期目も続投することが固まった。15日に函館市内のホテルで開かれた常議員会で表明。29日に開かれる議員総会で正式に選任される。副会頭人事については、若手経営者を起用することで調整作業を進めている模様だ。
常議員会は非公開で行われ、20人が出席。松本会頭は席上、次期会頭について続投の意向を表明すると、満場の拍手を浴びたという。ほかに候補擁立の動きがないことから、29日に開かれる議員総会では役員らの推薦を受ける形で会頭続投を受諾する。任期は2016年10月末まで。
関係者によると、松本会頭は高齢を理由にぎりぎりまで後継候補の選定を行ったが、候補者に就任要請を固辞されたことや周辺の説得もあり、続投を決断したという。
取材に対し、松本会頭は「思うようにいかないこともあったが、会議所の内部改革などには道筋をつけることができた。6年で考えていたことはだいたいできるのではないか」と語る。また、2年半を切った北海道新幹線新函館開業を見据え、「青森県の3都市(青森、弘前、八戸市)との連携を強化する。次は盛岡、仙台」と述べた。
副会頭人事については、将来の会頭候補の育成を念頭に、複数の若手経営者に就任を打診しており、顔ぶれが変わることが予想されている。
松本会頭はホンダカーズ南北海道会長。10年に会頭に就任した。「南進政策」を掲げ、函館企業の本州進出を後押しているほか、新幹線開業に向けた青函連携にも力を入れている。
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