七飯の枝豆でずんだもち、金井商店が料亭冨茂登とコラボ

update 2013/10/13 10:21


 青果卸業のカネキ金井商店(函館市海岸町、金井喜宏社長)は、七飯産の枝豆を使ったずんだもちを完成させた。宝来町の料亭冨茂登との共同開発で、上品な味が特徴の自信作。2016年3月に予定する新幹線開業を視野に入れ、地場産品を使った土産品として大きく育てていく考えだ。棒二森屋(若松町)で15〜17日に開く特別販売会で初めてお披露目する。

 同社と冨茂登とのコラボレーションは昨年から始まった。「本業の卸売だけでなく、小売にも進出することで、函館においしいものがたくさんあるということを多くの人に示したかった」と金井社長。

 第1弾は同社が取り扱う今金産の男爵イモを使った「塩辛男爵」。同社が厳選した男爵イモ3`と、冨茂登のオリジナル塩辛のセットで、昨年の販売以来、評判は上々という。

 今回完成させたずんだもちが第2弾。七飯産の枝豆をすりつぶし、素材の持つ風味と甘味を生かしたあんに仕上げた。金井社長は「本場の東北のものとはひと味違ったものができた」と手応えをつかむ。

 同社はほかにもダイコンやカボチャなども取り扱っており、それらを使った新商品も計画中。金井社長は「季節ごとに独自の商品、味を開発し、市民だけではなく、今後増加が見込まれる観光客に発信していきたい。首都圏にも販路を広げていければ」と意気込んでいる。

 棒二森屋で開かれる特別販売会では塩辛男爵(1セット3675円)の予約を受け付ける。ずんだもち単体での販売は、11月以降を予定。価格は未定。七飯産の枝豆(500c)を合わせたセット商品は、来年8月から販売する。

提供 - 函館新聞社


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