巨大客船 安全入港へ指針 函館市
update 2013/10/9 10:02
来年6月に11万d超の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」が函館港に初寄港するのに向け、函館市は「函館港大型クルーズ客船安全対策等検討会議」(仮称)を立ち上げる。市や函館海上保安部など9つの関係機関・団体で構成し、11日に初会合を開く。同船の入港が安全で円滑となるように巨大客船の入出港時の指針を年内に定める。
函館に入港実績のある客船で過去最大は、今年2回寄港した「サン・プリンセス」(7万7441d)。「ダイヤモンド|」と同じ米国の客船会社プリンセス・クルーズ社が運航している。
「ダイヤモンド―」の総d数は11万6000d、全長290b、全幅37・5bで、「サン―」と比べても全長は30b長く、乗客、乗員数合わせると最大で4000人規模となる。道内では室蘭港への寄港実績があり、函館には来年6月以降、計8回の寄港が予定されている。
市はこれまでの実績を約5万dも上回る同船を安全に迎え入れるため、海保や函館開発建設部、函館運輸支局をはじめ、有識者、港湾・船舶業関係者らで同検討会議を立ち上げる。年内に3回の会合を重ねて、接岸を予定する港町埠頭(ふとう)への進入航路や着岸時の対応などを検討する。
市港湾空港部は「これまでにない規模の客船で、事前の対策を検討する必要がある。関係機関と情報を共有し、安全に入港できるよう指針を定めたい」としている。
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