スケトウ初水揚げ 3漁協 初日は前年上回る
update 2013/10/4 10:04
道南太平洋海域(渡島、胆振、日高)のスケトウダラ刺し網漁が始まり、3日、先陣を切って鹿部、南かやべ、えさんの3漁協合わせて約380dの初水揚げがあった。
解禁は1日。操業開始日は渡島、胆振管内とも15日を基本とするが、漁期が早い3漁協は漁獲量を3500dに決めて先行操業が認められた。
初日の水揚げ量は前年を上回り、浜は活気に沸いた。函館市南茅部地区の木直漁港には、午前4時ごろ船が戻った。漁業者は、すり身やタラコの原料となる褐色のスケトウを網から手際よく取り外した。 伊豫部喜晴さん(55)は「魚は広範囲に分布しており、漁場は昨年より浅い。魚体は昨年よりやや小ぶりだが、好調な漁模様が続いてほしい」と話していた。
道南太平洋の本年度のTAC(漁獲可能量)は4万6000d。このうち渡島、胆振は4万4000dだが、10、11月の漁獲枠に最大5000dを来年1月以降分から振り分けて4万9000d。年明けに盛漁期を迎え、漁期は来年3月末まで。
提供 - 函館新聞社
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