盲導犬への理解深める 盲学校で講義や歩行体験
update 2013/10/4 10:04
函館盲学校(木村浩紀校長、児童生徒10人)は3日、盲導犬の役割について学んでもらおうと、体験会を開いた。児童・生徒らは実際に盲導犬と一緒に歩いたほか、盲導犬の訓練などについての講義を受け、理解を深めた。
北海道盲導犬協会から加藤淳一指導部長と相馬邦啓さん、盲導犬のウィッシュを招いた。体験に先立ち、相馬さんは盲導犬を取り巻く環境などを紹介。全国で実働する盲導犬は約1100頭いるが、現在でも盲導犬を希望している視覚障害者は数千人に上る現状を語った。また、盲導犬に求められる仕事として▽真っ直ぐ歩くこと▽交差点で止まること▽障害物を避けること−などを挙げた。
後半は体育館内に交差点や障害物を模した周回コースを設置。児童や生徒たちはウィッシュのハーネスを持ち、盲導犬との歩行を体験。交差点や階段の前では人間の指示があるまで動かない様子に感嘆の声が上がっていた。高橋健太君(14)は「盲導犬と接するのは2度目。言うことを聞いてくれてよかった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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