勇退・中島さんに感謝の音を 6日市民オーケストラ定演
update 2013/10/2 10:09
函館市民オーケストラ(村本淳一団長)は10月6日午後2時から市芸術ホールで第35回定期演奏会を開く。創設時からの指揮者、中島眞之さん(72)が今回を最後に勇退するため、村本団長は「中島先生と一緒にオーケストラを立ち上げた。突然のことで勇退は残念だが、覚悟を決めて頑張りたい」と熱のこもった練習を続けている。
同オーケストラは1979年に地元の演奏家が集まって設立。以来、年に1回の定期演奏会をはじめ、旧函館区公会堂や熱帯植物園でもコンサートを開催。合唱団やバレエとの共演も精力的に行い、生演奏の魅力を伝える活動を精力的に続けている。
創設以来、30年以上にわたり常任指揮者を務めてきた中島さんは年内の勇退を決意。今回のように大きな演奏会での指揮もこれが最後となる中島さんは「体力的に大変だったが、よくここまで続けてこられた。良い仲間に巡り会えたことや、ずっとこのオーケストラで指揮できたことをうれしく思う。積み重ねたことを表現し、存分に出し切りたい」と感慨深げ。
9月29日は遺愛学院講堂で定期練習。本番に向け、合奏を繰り返して調整した。村本団長は「仕上がりは良い。それぞれの心を表現できるように演奏したい。できるだけ多くの人に聴いてほしい」と意気込む。
当日はワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第一幕への前奏曲、チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調「悲愴」などを演奏する。
入場料は前売り1000円(当日券は200円増)で高校生以下は無料(要整理券)。問い合わせはhkdcpo@yahoo.co.jpまで。
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