1日から函館地方気象台に 組織改編で名称変更
update 2013/10/1 10:23
気象防災業務の実施体制強化に伴い、1日から函館地方気象台となる函館海洋気象台(美原4)で9月30日、入り口の門札の交換が行われた。
同気象台は1872(明治5)年、国内初の「函館気候測量所」として開設され、1942(昭和17)年、神戸に次いで2番目の海洋気象台となった。これまで陸上の気象観測のほか、北海道周辺や本州の東方海域で、気象観測船やレーダーの情報を基に、海洋気象解析などの観測業務を担ってきた。
気象庁が8月30日に運用を開始した「特別警報」に向け、防災情報をより早く発表するため、海洋観測を道内のほかの海域を担当する札幌管区に一元化する。組織改編はされるが、函館で発表される情報は変わらない。
この日は職員が見守る中、市内の設備工事会社の2人が、コンクリート製の門に付けられていた函館海洋気象台の文字を取り外し、新しい文字を付けた。作業は約50分で終了。「海洋」の文字跡が少し残る上に「地方」の名が光っていた。
函館出身で同気象台防災指導係長の新谷宏さんは「海洋気象台の名は市民に親しまれていると思うが、これからは地方気象台として、より良い情報を早く届けたい」と話していた。
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