全盲・野尻さんが函館ハーフマラソン出場
update 2013/9/29 10:32
和歌山市在住の全盲ランナー・野尻誠さん(39)が29日に開催される「函館ハーフマラソン2013」に出場する。「これまでの自分の記録を更新できるよう頑張りたい」と意気込んでいる。
野尻さんは、函館視力障害センターに勤務していた2001年に初めて同大会に出場、03年に和歌山市に移り住んでも参加を続けており、今年で13回連続となる。
現在は週に2回程度、地元の陸上クラブなどのサポートを受けながら練習を行い、フルマラソンの大会などにも出場している。野尻さんは「自分一人で練習できないことはマイナスなことだと思っていたが、多くの人と関わることができて、今では大きなメリットと感じている」と話す。
伴走者を務める「函館走ろう会」の佐々木清文さん(56)や、函館入りした際のサポートや応援を続けている原田タミさん(74)など、多くの人の期待を背負って走る。
自らも視覚障害を持つ原田さんは「野尻さんが一生懸命走る姿は私たちの励みになっている」と話す。野尻さんは「たくさんの人に助けられているので、安易に諦めることはできない。ベストの走りをすることで感謝を伝えたい」と力強く語った。
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