函館の魅力 全国2位、地域ブランド調査
update 2013/9/27 10:07
民間シンクタンクのブランド総合研究所(東京)は26日、2013年の地域ブランド調査の結果を発表した。函館市の魅力度は53・4ポイントで2年ぶりの2位。初の1位となった京都市に0・4ポイント差と肉薄し、昨年まで3年連続で1位の札幌市は3位となった。函館は食にかかわる複数の項目で1位になるなど、総合力で高い評価を得た。
調査は2006年に始まり8回目。全国の全789市と東京23区、188町村を加えた1000市区町村と、47都道府県が対象。2万9651人からの回答を元に認知度、魅力度、観光意欲度など72項目を数値化した。 調査開始以来、上位8市の顔ぶれは変わらず、函館、京都、札幌がベスト3で、横浜が4位という構図が定着。5〜8位は富良野などが争っている。函館は09年に1位となったほか、今回が4回目の2位。09年導入の都道府県ランキングでは北海道が5年連続の1位となっている。
評価項目のうち、函館は「食品購入意欲度」「地元食材が豊富」「食事がおいしい」で各1位となり、魅力度は2位、観光意欲度は3位だった。同研究所は「函館は食の魅力で高い評価を受け、観光や海産物などでイメージが形成されている。ただ、観光意欲度や行ってみたいとする割合がやや低下傾向にある」とする。居住意欲度は8位と高評価の一方、生活の便利さや快適さの項目では248位で、イメージ先行の結果も見られた。
市ブランド推進課は「多くの人が抱いているイメージを損ねることなく、実際に函館に来てもらって楽しんでもらい、リピーターになってもらえる取り組みをこれからも進めていく」と話す。
また、工藤寿樹市長は「観光客の入り込みも戻り、今年はGLAYのライブも全国に函館を発信する機会となった。新幹線開業に向けたまちづくりを進め、1位を目指して頑張っていきたい」とコメントした。
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