鉄道博物館 16日に閉館

update 2013/9/14 10:17


 JR函館駅前の和光ビル6階で営業する北海道鉄道博物館が、16日で閉館する。同ビルの建て替えに伴うもので、移転先は決まっていない。運営するカラマツトレインは「多くの方に楽しんでほしいという思いで開設した場所。何らかの形で展示できる可能性を模索したい」としている。

 同博物館は2010年に開業。全国で鉄道グッズなどを販売するカラマツトレイン(札幌)が運営している。館内には列車のヘッドマークや車体の扉、青函連絡船の資料など道内外の鉄道史における貴重な展示品が並ぶ。また、炭鉱内をイメージしてつくられた1周約50bのトロッコ列車や鉄道グッズを販売するカラマツトレインMEGA函館店も併設されており、多くの鉄道ファンや観光客でにぎわってきた。

 今後の移転先については「自治体からの打診もいただいているが、現段階で決定した事項はない」(同社)状況。大小合わせると1000点以上になるとみられる膨大な数の資料は同社の倉庫に保管されるという。

 同博物館は最終営業日の16日まで無料開放中(トロッコ列車は有料)。営業時間は午前10時〜午後7時まで。

提供 - 函館新聞社


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