旧ロシア領事館、28日に一般公開
update 2013/9/11 10:00
函館市船見町16の旧ロシア領事館が、28日に一般公開されることが決まった。「道南青年の家」として利用されていた時以来17年ぶりで、NPO法人「はこだて街なかプロジェクト」(山内一男理事長)が市に働きかけていた。同団体は「函館とロシアの交流の歴史を市民に知ってもらいたい」としている。
ロシア領事館は1858(安政5)年に初めて置かれ、大火による焼失や移転を繰り返した。現在の建物は1908(明治41)年に完成したもので、ドイツ人建築家のゼールが手掛けた。れんが造り2階建てで、玄関には神社などに用いられる唐破風(からはふ)を取り入れるなど、日本的な様式も加えている。
建物は戦後国が所有し、後に市が購入して1965〜96年まで道南青年の家として活用していたが、現在は老朽化が進み、外観のみを開放している。改行 一般公開は同団体が金森ホール(末広町)で28日に開くロシア陶器の展示・即売会に合わせて、午前11時と午後2時の2回実施。参加無料で、希望者は当日、現地に集合すること。
同団体は「建物は相当傷んでおり、今後現況調査を市に申し入れたい」とし、活用方法を探っていく考え。問い合わせは同団体(TEL0138・54・1488)へ。
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