世界料理学会開幕 一流シェフが腕前披露

update 2013/9/10 10:05


 国内外から気鋭の料理人が一堂に会し、料理の手法や哲学を披露し合う「第4回世界料理学会inHAKODATE」(実行委主催)が9日、函館市芸術ホールで開幕した。タラをテーマに掲げ、シンガポールやフランス、スペインなどから参加した34人が食へのこだわり、調理法を発表。初日は記念パーティーも開き、学会を含め延べ1000人超の来場者でにぎわった。

 スペイン・バスク地方の料理学会を参考に、実行委の深谷宏治代表(レストラン・バスクオーナーシェフ)が2009年から始め、1年半ごとに開いて今回で4回目。深谷代表が「料理人による、料理に携わる人たちのための学会。2日間よろしくお願いします」とあいさつ。シンガポールのアンドレ・チャンシェフの講演からスタート、計7人が登壇し、自らの料理について熱く語った。

 北大大学院水産科学研究院の桜井泰憲教授は「タラ類の一般的生態、大西洋タラとスケトウダラは姉妹種?」と題し、生態や地球温暖化による魚への影響を解説。深谷さんが函館近海で捕れるタラについて質問すると、「4、5歳の丸々としたタラが捕れる。新鮮で料理に非常に向いている」と話した。

 学会終了後、函館国際ホテルでパーティーがあり、各国のシェフらが考案した約20種類のピンチョス(つまみ)を提供。濃厚なトウモロコシのムースと毛ガニのハーモニーが味わえる「毛ガニとトウモロコシのティラミスリコリス風味」や、ホタテのうま味を濃縮した「ブロッコリーのアンチョビ風味とホタテ」など多彩な料理が、来場者の舌をうならせた。

 最終日の10日は午前9時半から、同ホテルで学会を開催。同11時からは渡島総合振興局主催の道南食材見本市も開かれる。

提供 - 函館新聞社


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