中部高定時制 創立90周年祝う

update 2013/9/8 10:34


 函館中部高校定時制課程創立90周年記念式典が7日、函館国際ホテルで開かれた。在校生や同窓生ら約100人が出席し、節目の年を祝った。

 同校は1923(大正12)年、私立函館中等夜学校として設立、北海道庁立函館中学校に併置認可された。五稜中学など改編・改称を経て、1950(昭和25)年に北海道函館中部高等学校定時制課程に改称。書家の故中島荘牛さんや船見町の称名寺住職、須藤隆仙さんをはじめ、4656人の人材を輩出してきた。

 千原治校長は同校の歴史に触れながら「先輩たちの思いを引き継ぎ、仲間とともに強くたくましく、充実した学校生活を送ってほしい」と式辞。同窓会の楊燈会・五十嵐稔会長は「これまで築き上げてきた輝かしい功績をたたえるとともに伝統を引き継ぎ、さらなる発展を期待したい」と述べた。

 在校生代表の佐藤未菜さんは「全校生徒で節目を祝えることをうれしく思う。今後も温かくも厳しい指導をよろしくお願いします」とあいさつした。

 その後は、歴代校長、歴代定時制教頭、永年勤続者、楊燈会会員に感謝状が贈られ、出席者全員で校歌を斉唱。祝賀会も開かれ、出席者は節目を祝うとともに、新たな伝統を築くことを誓い合った。

提供 - 函館新聞社


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