馬で倒木を搬出…大沼公園
update 2013/9/6 10:13
【七飯】NPO法人大沼・駒ケ岳ふるさとづくりセンターは5日、大沼国定公園内で、風の影響で倒木したハンノキの撤去作業を行った。搬出には、同公園で初めての試みとなる馬搬(ホースロギング)を実施し、環境保全に取り組んだ。
同センターと大沼流山牧場から計約15人が参加。ラムサール条約で提唱される「ワイズユース」(賢明な利用)に沿い、自然環境に負荷を与えないばん馬での馬搬に着目した。
作業では、イギリスなどで馬搬を学んだ同牧場の西埜将世さん(32)が騎手となり、約850`のばん馬を指示しながら、直径約50a、長さ7、8bのハンノキを湖畔から道路沿いまで搬出した。
同センターの菊地敏孝事務局長は「今後は生態系に負担をかけない馬搬を地域に広く知ってもらい、馬搬の技術も伝えていきたい」と話していた。
また、回収したハンノキには、クマゲラの営巣跡があり、10月に流山温泉敷地内で生態系資料として展示されるという。
提供 - 函館新聞社
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