函館水試 全面移転へ…市水産・海洋センター内に
update 2013/9/6 10:12
来年6月にオープンする函館市国際水産・海洋総合研究センター(弁天町20)研究室の入居者募集に、道総研函館水試(湯川町、杉若圭一場長)が申し込んだことが5日、分かった。現施設の老朽化と、他機関・研究者との連携が容易になると判断。今月末に入居が決まる見込みで、研究拠点の全面移転となる。
市が8月に公募、同23日に申請した。審査委員会を経て決定後、同センターを運営する指定管理者(未定)と契約を結ぶ運び。同水試はオープンと同時に業務を開始したい意向だ。
1965年建築の現施設は老朽化が著しいが、道総研の財政事情から建て替えることは困難とされていた。センターへの入居が実現すれば、道内7カ所の水産試験場(本場)で自前施設以外に入居する初のケースとなる。
貸し出す研究室は31部屋。函館水試によると、総務、調査研究の各部、場長室などの執務に使用予定。研究室や会議室、書庫などは共用する。職員14人と船員15人(非常駐)のほか、現在西埠頭(ふとう)に係留している試験調査船「金星丸」もセンター岸壁に移す。
杉若場長は「他機関との連携により、私たちの研究がしやすくなる。また、国際水産・海洋都市構想の実現に向けて産業、学術分野で貢献したい」と話す。現施設の跡地利用については今後、道総研、道とも協議しながら検討する方針。
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