「ガールズケイリン」来年から開催目指す、函館市
update 2013/9/5 10:03
函館市は来年度から、市営競輪で女子選手による「ガールズケイリン」の開催を目指していることを明らかにした。函館競輪場(金堀町)の現施設の範囲内で、男子選手との区分けを図ることで対応可能と判断した。8月から関係団体への働き掛けを開始しており、新たなファン層の掘り起こしを図る考えだ。
4日に開かれた市競輪運営協議会(今井敏博会長)で、市競輪事業部が示した。
ガールズケイリンは昨年7月から開始。競輪の売り上げ低迷打開策として、1964年まで開かれた「女子競輪」から48年ぶりに復活し、現在は全国26競輪場で行われている。全国での本年度の売り上げは1開催(3日間)あたり平均約7300万円。
函館市も地元ファンからの要望があり検討を進める中で、選手宿舎の部屋やトイレ、入浴施設などを男女別にするなどの課題を抱えていたが、宿舎の廊下にカーテンを張ったり、入浴時間を男女別に分けるなどの対応策を取ることで開催が可能と確認した。同部は「10月開催終了後に若干の改修を行い、4月からの開催に向けて所管法人のJKAや、全国競輪施行者協議会に働きかけていく」とした。
女子選手は現在51人登録され、20人が日本競輪学校に籍を置く。生徒の中には、元アルペンスキー選手で札幌の中学校教師だった女性が在籍していることから、同部は「道内出身選手のデビュー戦を函館で開催したい」としている。
◆本年度は回復基調
同部はまた、本年度の売上状況を公表し、8月28日までの開催40日間で前年同期比24%減118億1930万円だった。昨年は高松宮記念杯(GT)が開かれたため、例年より売り上げが多かったことが要因。
6月の函館記念(GV)は約60億円を売り上げ、本年度予算とほぼ同額だったほか、普通競輪(FT・FU)が昨年同期比を約6億円上回っており、回復基調にあるとした。
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