奈良教大生が館中の生徒と交流
update 2013/9/4 10:12
【厚沢部】館中学校(前田博恭校長、生徒17人)で3日、奈良教育大の学生が特別授業を行い、生徒と交流を深めた。
1日から町内の農家にホームステイし、農作業などを手伝う学生9人が全学年合同の理科の講師を務めた。マイナス196度の液体窒素に厚沢部産のトウモロコシなどの野菜を入れて瞬時に凍らせる実験で化学の奥深さを伝えた。
同行した同大理数教育研究センター長の松山豊樹教授は「化学や数学は日々の生活に根付き、これからの時代において君たちの力が必要になる。勉強は嫌だと思うが、未来を切り開いていくためにも、いっぱい学んでほしい」と激励した。
中学3年の大森舞さん(14)は「理科がもっと好きになった」、大川高典君(14)も「奈良の学生の皆さんと交流できたことがうれしい」とにっこり。昨年に続き来町した清野早希さん(19)は「厚沢部の子どもたちは素直で、自分が学校の先生になりたいという気持ちがより強まった」、大西智子さん(21)も「北海道の人の温かさと自然の雄大さに心動かされた」と話していた。
この授業は、厚沢部町地域再生プロジェクト推進協議会(渋田義幸会長)が実施主体の「3大学合同アウトキャンパス事業」の一環で、4日には愛知県の同朋大学と愛知学院大の学生も厚沢部に入り、農業体験などで町民と交流する。
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