函館競馬閉幕 入場者伸び悩む
update 2013/9/2 10:06
日本中央競馬会(JRA)の函館競馬は1日、函館競馬場(駒場町12)で今季最終日を迎え、7215人が最後のレースを楽しんだ。今年は昨年の倍に当たる24日間の開催で、総入場者は14万1501人となった。1日平均は5896人で、天候不順などが影響し、2010年のリニューアル以降、最も低かった。
改修工事中の札幌競馬場(札幌市中央区)開催分を行うため、1989年以来の24日間開催となり、8月中旬以降のレースは96年以来だった。北海道シリーズは全国の競馬ファンにとって、観光を兼ねることができるとあり大きな魅力で、道内や本州から大勢の来場が期待された。
しかし、前半(6月15日〜7月21日)の平均入場者数は6429人だったのに対し、後半(7月22日〜9月1日)は5363人にとどまり、期待通りにはならかった。期間中、日中に雨が降ったのは半数以上の計14日間で、このうち後半は初のGUレース(札幌記念)が行われた8月18日など8日間で、屋外でのひとときを過ごそうとしたファンの足を止めた。また、JR函館線の特急列車減便も、道内ファンの動きを鈍らせたと思われる。
最終日に訪れた、市内元町の男性(67)は「今年は5回来たが、晴れたのは1回だと思う。天候が悪いと子どもが場内の遊具で遊べず、家族連れが減ることが大きいのでは」、横浜市の男性(32)は「これまで8月下旬に札幌競馬場に行っていたが、函館は初めて。函館山が見えなくて残念だが、また観光で来たい」と話していた。
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