道南人口46万2000人 4000人減 経済対策など急務
update 2013/9/1 10:23
総務省は、今年3月末現在の住民基本台帳に基づく人口動態調査をまとめた。渡島・桧山管内18市町の総人口は46万2778人(外国人を含む)で、前年同期比で4212人の減少。函館市は27万5263人で同1793人減だが、一時期より減少のペースが鈍化している。
死者数から出生数を引いた自然減は18市町全体で3352人、転出による社会減は860人。18市町で人口が増えた自治体はなく、少子高齢化の進行や、若者を中心とした大都市への転出といった大まかな傾向に変化がなかった。地場産業の振興や雇用創出といった経済対策、子どもを産み育てやすい環境づくりなどが急務となっている。
函館市は2006〜08年に毎年3000人を上回る減少が続き、11年度も2979人減ったが、昨年度は減少度合いが大幅に鈍っている上、78人の転入超過となっている。このほか渡島管内で転入超過があったのは七飯町17人、長万部町1人だった。
道南第2位の北斗市も同302人減の4万8477人。函館、北斗以外の渡島管内全体では同1283人減の9万8133人で、知内、木古内は5000人を割り込んだ。また桧山管内はせたな町が9192人で最多だったが、前年同期からは225人減少した。
また、道内の人口は同2万9909人減の544万4307人で、15年連続の減少。人口が増えたのは札幌、帯広、千歳の3市にとどまった。全国の総人口は同26万6004人減の1億2639万3679人で、4年連続の減少となった。
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