連携深め備え新たに…函館市が防災総合訓練
update 2013/8/31 10:47
函館市の防災総合訓練(市防災会議主催)が30日、函館港港町埠頭(ふとう)で行われた。関係機関や自主防災組織などから882人が参加。地震、津波に伴う災害を想定した訓練を通じて関係機関が連携を高め、いざという時への備えを新たにした。
警察や消防、自衛隊など26機関と、町会や自主防災組織69団体が参加。訓練は釧路沖でマグニチュード9・0の地震が発生して函館で震度5強を観測、太平洋沿岸西部に津波警報が発表されたとの想定で行った。
海上漂流者を救助する訓練では、海上自衛隊が漂流者を救助した後に函館西署の警備艇へ引き渡し、函館航空基地のヘリコプターで救助者をつり上げる一連の動作を行い、スムーズな連携を見せた。
壊れたビルの屋上に避難している住民や、がれきの下敷きとなった負傷者を救出する訓練では、市医師会や陸上自衛隊、市立函館病院の災害派遣医療チーム(DMAT)などが作業に当たった。
同会議会長の工藤寿樹市長は「迅速かつ的確な行動で、滞りなく終えることができた。万が一に備えた対策を市も精力的に進めていきたい」と講評した。
防災訓練は昨年度から、行政機関向けと地域住民向けに分けており、10月10日には函館八幡小学校で住民参加型訓練を行う。
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