冬ダイヤで1便増便…復興航空 競合会社に対抗

update 2013/8/31 10:47


 台湾の復興航空(トランスアジア航空)は30日、函館と台北を結ぶ定期便について、冬期ダイヤ期間(10月27日〜来年3月29日)の運航を1便増便し、週3便にすると発表した。昨年9月の定期便化以来、台湾人観光客の北海道人気や円安効果を背景に同路線の利用は好調を維持しており、増便で需要に応えるほか、同路線で競合する航空会社に対抗するのが狙いだ。

 同社は08年6月から道内各空港でチャーター便の運航を開始。同路線も昨年9月に定期便化した。日、月曜の週2回1往復ずつしているが、冬期ダイヤで水曜に1便増やす。当初は182人乗りのエアバスA321で運航を開始したが、需要増加に対応するため、12月には大型化し、300人乗りのエアバスA330を投入した。

 同路線の乗客は昨年9月から今年7月末までで約3万5700人。平均搭乗率は70%を超えている。2月の旧正月「春節」の連休はほぼ満席だった。同社は今後も収益が見込めると判断し、増便に踏み切った。競合するエバー航空も9月まで週4便に増やしており、搭乗率は好調。今後乗客の奪い合いが過熱しそうだ。

 現在チャーター便で週1便運航する帯広―台北を運休し、使用していた機材を函館線に振り替える形を取る。同社の横田恵三郎日本支社長は「函館線はとりわけ好調。増便で供給座席を増やし、競合他社との競争力を維持していく」と話した。

 函館商工会議所の松本栄一会頭は「増便は非常にうれしい。函館観光にとって大きなプラスで、そのままの本数を維持してもらいたい」と歓迎した。

提供 - 函館新聞社


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