豪雨被害の縁桂 応急処置
update 2013/8/30 10:35
【乙部】18日の集中豪雨による土砂流出などで、根元の細い根がむきだしになった、乙部の巨木「縁桂(えんかつら)」の応急処置作業が29日、現地で行われた。根に土をかぶせたほか、石積みで沢水の流入を防ぐ対応を急いだ。
作業には、縁桂を保全する会と町職員、桧山森林管理署の担当者計15人が参加。縁桂までの約1`の散策路も鉄砲水と土砂で壊滅的な状況のため、重機は入れず、スコップなどをかついで山を登った。
人海戦術で対応。大小の石をかき分けて根元付近の川の流れを2、3bほど遠くにし、土のうと石積みで二重、三重の安全策を取った。
応急処置を助言した、樹木医の館和夫さんも現地に入り、「いまできる最善の方法をしてくれている」と評価。土のう(50袋)などの土は、近くの土砂崩れ現場から運び、むきだしの根には10aほどの土を丁寧にかぶせた。作業は午前9時半から午後3時まで行われた。町は今後、強い雨などがあった場合に現地確認をして対応する。現地は、現在立ち入り禁止。
提供 - 函館新聞社
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