秋サケ漁 5日スタート 今年も不漁予測

update 2013/8/30 10:35


 渡島管内の秋サケ定置網漁が、9月5日に始まる。全道への来遊数は4年連続で4000万匹を下回る不漁予測となっており、渡島を含む「えりも以西噴火湾・道南」も例年より低い水準にとどまる見通しだ。

 渡島海区漁業調整委員会によると、秋サケは管内全14漁協で水揚げされる。昨年と同じ3日間の自主休漁、1日間の自主規制を講じて解禁となる。  今年の来遊数について、道総研さけます・内水面水試(恵庭)は、えりも以西噴火湾が前年比15%減の64万匹、えりも以西道南が同28%増の77万匹、渡島の一部と桧山管内を含む日本海南部が同20%増の52万匹と予測。全道は3794万匹とし、2010年以降続く4000万匹を割り込む可能性が出ている。

 同委員会によると、12年の渡島の漁獲実績は03年以降で最低の79万匹。過去10カ年平均の半分にも満たない状況で、「3年続けて不漁の中、今年は10カ年平均の6割程度にとどまると推計される」と同委員会。また、道南沿岸の高水温の影響で、サケが岸に寄らず漁獲が振るわない年が多くなっている。

 深刻な不漁を受け、道は昨年10月、秋サケ資源対策を取りまとめ、稚魚の放流時期や生産体制の見直しに着手している。

提供 - 函館新聞社


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