高校生集団暴行死から6年、東富岡町会がいじめ撲滅へ小中学生に啓発
update 2013/8/29 10:15
2007年8月26日に函館市内の高校3年の少年(当時18)が、少年7人から集団暴行され死亡した事件を受け、東富岡町会(石井満会長)は28日、いじめの根絶に向けて市内の小・中学校5校でキャンペーンを行った。
事件は同町会管内の富岡中央公園、昭和公園で発生した。同町会では09年、東富岡町会いじめ虐待防止委員会と、いじめ虐待相談室を設置。町会一丸となっていじめの撲滅、防止活動に力を入れ、8月26日を「いじめをなくす決意の日」と制定。前後に教育講演会を開くなどしており、今年は児童・生徒の登校時に学校玄関前で、町会員らが「子ども相談室のお知らせ」という内容のプリントを配った。
桐花中、亀田中、中央小、亀田小、昭和小で行い、このうち桐花中では「何かあったら、いつでも電話してください」と子どもたちに声を掛け、プリント330枚を手渡した。
石井会長(74)は「悲しい事件を2度と起こしてはいけない。相談室や子どもの居場所づくりなど、できる活動をこれからも続け、いじめがなくなるよう尽力したい」。桐花中2年の山崎未来さん(14)は「事件のことは知らなかったが、いじめが良くないのは当然で、どうして起きるのかと思う。もし何かあったら相談したい」と話していた。
9月から相談室の電話番号が変わり、電話0138・41・4581で受け付ける。毎週土曜午後3〜5時。
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