新幹線開業 商機あり 道内経営者が視察 北洋銀が企画

update 2013/8/28 10:14


 2015年度末の北海道新幹線新函館開業をビジネスチャンスにつなげてもらおうと、北洋銀行は27日、道内各地の若手経営者を招き、北斗市の新駅の建設現場などを視察した。新幹線関連工事の進捗(しんちょく)状況を確認したり、関係者の講演を聞いたりして開業後のビジネスのイメージを探った。視察を通して参加者は時間短縮などのメリットを実感。「商機あり」と期待の声が聞かれた。

 視察に参加したのは道内の若手経営者24人。同行の取引先で、業種は製造や小売、飲食業などさまざま。26日は同行と連携協定を結ぶ青森銀行(青森市)と共同で経営者交流会を開き、販路拡大などに向けて意見交換をした。

 この日は若松町の北洋函館ビルで、北海道新幹線新函館開業対策推進機構の永沢大樹事務局長が函館の開業準備を紹介。北斗市市渡に移動し、新駅の建設現場を視察した。

 建設主体の鉄道・運輸機構北斗鉄道建設所の山崎貴之所長や市職員から工事の概要や駅前整備計画の説明を受け、参加者は札幌延伸などについて盛んに質問していた。

 「メガネのプリンス」を展開するムラタ(札幌市)の内間木義勝専務は開業に大きな期待を寄せる。「視察でしっかりと情報収集をすることができた。時間短縮はもちろん、コスト削減などいろいろなメリットがありそうだ」と手応えをつかんだ様子だった。

 新幹線開業を控え、本道と青森両地域の経済、産業振興に力を入れる同行。青函産業振興室の大内さおり調査役は「まずは函館に来てもらうことで新幹線開業が身近なことだということを肌で感じてもらえた。ビジネスがどう変化するか、具体的なイメージを持ってもらえたのではないか」と成果を話した。

提供 - 函館新聞社


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