練習船「日本丸」寄港
update 2013/8/27 10:13
独立行政法人航海訓練所(横浜市)の練習船で大型帆船「日本丸」(2570トン、熊田公信船長)が26日、函館港に寄港した。国立清水海上技術短大(静岡県清水市)の学生105人ら計164人が航海実習中で、30日まで補給と休息のために西ふ頭に停泊する。
日本丸は1984年に就航し、函館寄港は昨年10月以来、通算9回目。船体は全長110メートル、全幅13・8メートルで、4本のマストのうち、メーンマストは水面から約50メートルの高さとなり、合計36枚の帆(セイル)を広げることができる。
同短大の学生を乗せた実習として7月3日に東京を出港し、これまで室蘭や秋田県船川、京都府舞鶴などを回った。函館を離れた後、9月8日に東京に戻る予定。
実習生には、函館出身の池崎彰仁さん(19)、坂本湧貴さん(20)、北斗市出身の蛯子貢平さん(20)、濱谷悠太さん(20)の4人も乗船。船上から眺めた久しぶりの古里の景色を喜んだ。
濱谷さんは「いろいろなことを学び、いろいろな町を見てきた中での地元寄港は安心感があります」と話した。池崎さんは「朝早くから活動し、睡眠も思うように取れない。特に機関室は暑くて大変。実家ではゆっくり休みたい」と話していた。
出港は30日午前10時を予定。一般公開やセイルドリルなどのイベントはない。
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