厚沢部豪雨 浸水ハウス 有志で復旧作業

update 2013/8/26 10:03


 【厚沢部】18日の集中豪雨による河川氾濫で、甚大な浸水被害を受けた、赤沼町のアスパラガス栽培ビニールハウスで25日、農家仲間と住民有志が集い、復旧作業に励んだ。

 木口幸弘さんのハウス13棟(331平方bが9棟、265平方bが4棟)がすべて浸水し、早期復旧にと、桧山南部立茎アスパラガス生産組合(根津貴浩組合長)が音頭を取り、厚沢部と江差、上ノ国、乙部の組合員のほか大根部会や農業改良普及センター、農協、赤沼町内会、厚沢部の地域おこし協力隊など総勢80人が駆けつけた。

 参加者は倒れたアスパラを刈り取り、かき集めては重機で運び出す作業を繰り返した。強い日差しと雨上がりの蒸し暑さで汗だくになりながらも、「人海戦術でやれば大丈夫だ。みんなで頑張ろう」と結束。作業は午前8時から同11時ごろまで行われた。

 木口さんは「ありがたいの一言です」。根津組合長も「初めは30人ぐらいだと思っていたが、仲間を支え助けたいと多くの人が集まってくれた。人ごとではない話で、団結の意識でこの作業ができたと思う」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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