道南豪雨 農業被害1億2000万円に
update 2013/8/22 10:45
道南を襲った18日の集中豪雨による農業被害について、JA新はこだて(畠山良一組合長)は21日、被害額が約1億2000万円(速報値)に上ることを明らかにした。未集計の江差町を加えると、1市6町で約1億5000万円に膨らむ見通し。「過去最大級の被害」(同JA)としている。
JAや役場職員らが現地調査してまとめた。被害面積は厚沢部町34ヘクタール、江差町36ヘクタール、乙部町40ヘクタール、森町18ヘクタール、八雲町10ヘクタール、七飯町3ヘクタール、北斗市3ヘクタールの計144ヘクタール。田畑に加え、牧草地やビニールハウスの被害も目立った。
冠水や倒伏で被害を受けたのは水稲やジャガイモ、大豆、小豆、アスパラガス、トウモロコシ、カボチャ、ブロッコリーなど20品目超。品目ごとの被害額は算出していない。同JAは「水稲は持ち直す部分もあると思うが、表土が流されて露出したジャガイモ、泥をかぶったブロッコリーやトウモロコシは商品価値がなくなる」(農業振興部)と懸念する。
18日は渡島北部、桧山南部を中心に局地的な激しい雨に見舞われ、「過去に例がない大きな被害」と同部。このため、同JAは独自の低利融資など被災農家への緊急支援の検討に入った。また、迅速な現場復旧や、作物の防除を徹底するよう技術対策を指導している。
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