はこだて国際科学祭が開幕

update 2013/8/18 10:27


 はこだて国際科学祭(サイエンス・サポート函館主催)が17日、函館市内で開幕した。展示や実験を通して科学に親しみを持ってもらうのが狙い。初日は五稜郭タワーで科学屋台や体験サイエンスなどが行われ、多くの市民が科学の世界に触れて楽しんだ。

 ○…科学屋台では、空気砲づくりや単細胞生物の観察、マグロなど魚の口の動きを知るコーナーが設けられ、午前中から大勢の家族連れらが来場。沼などに生息するテトラヒメナの生物対流は、遠心分離機を使って観察。集団で動き、さまざまな対流パターンを作る様子に、子どもたちは興味津々の様子で見入っていた。

 ミニ空気砲を作るコーナーでは、的当てゲームにも挑戦でき、押し出される空気の勢いに子どもたちは驚きの表情。娘と訪れた市内の主婦、藪谷尚美さん(38)は「いろいろなコーナーがあって、子どもだけでなく大人も楽しめるのがいい。また来たい」と話していた。

 ○…オープニングイベントではレストランバスクの深谷宏治さん、京都大学の山肩洋子准教授、サイエンス・サポート函館の美馬のゆり代表が出演する座談会が開かれた。深谷さんは「料理人はどう料理を作るのか」「材料は何から出来ているのか」など問いかけ、味覚だけでなく嗅覚や視覚、触角などで感じる食のおいしさを説明。

 山肩准教授は写真を取って日記のように食事管理をする「Food Log」、視覚や嗅覚を置き換えるシステムなどを紹介。同システムを使い、プレーンクッキーがチョコ味に変わる例を交え、「香りや視覚を置き換えることでダイエットコントロールができる。糖尿病のストレスがなくなることなどに役立つ」と話した。

提供 - 函館新聞社


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